遺品整理

お金の手続き

段ボール箱

身内の認知症がひどくなって判断能力が著しく低下してくると、金融機関でのお金の取引ができなくなります。現在では本人確認に非常にウエイトが置かれていますので、代行することができません。そして、成年後見手続きを取ってくださいと勧められることになります。こうなるとお金の引き出しが身内であってもできなくなってしまいますから、やむなく成年後見手続きの説明を受けて、専任の申し立てをするために家庭裁判所に出向くことになります。申し立ての必要な書類はここで説明を受けられますが、書類関係の実費と、診断書をもらう費用、あとの諸経費で、おそらく数千円で申し立てはできるのではないでしょうか。もちろん司法書士にお願いすることもできますが、自分でできる手続きだと思われます。

家庭裁判所での、成年後見手続きは割にスピーディーに進められているようです。そして、身内で適格な人がいれば、関係者の意見を聴いて、問題のない限り、後見人となることができます。そして、本人のために数々の法律的な行為を本人に代わって代行することができますし、本人がした行為も取り消すことができるようになります。お金などの管理も本人のために帳簿をつけておかなければなりません。後見人には定期的な家庭裁判所への報告が必要となります。現行の成年後見制度になってから、司法書士もサポート体制に乗り出していて、あるいは社会福祉協議会などとも協力して、身寄りのない老人たちにも保護を図っていく取り組みが試行されています。